師走も二十四節気の冬至を迎える頃となり、今年もたくさんの感謝と振り返りをする時期となりました。
振り返りますと、ちょうど一年前。
町の子育て支援、少子化対策のため、前任の町政から積み上げてきた一大プロジェクト、町中心部の保育園環境整備。
昨年は、この入札不調が要因で、降雪時期を迎えるなかで、年度中の着工を諦めなければなりませんでした。
園の再編統合を伴うため、プロジェクトには町民にも賛否両論があり、メディアの関心度もここに多くが割かれました。
私は、自分が政治家として「伝える力」が不足していたため、過度な政治イシュー化を招いてしまったことを後悔していました。しっかりやらなければと焦るほど、空回りする日々でした。
コロナ禍でも、周囲の皆さまのお力添えで、初出馬時の「町の課題を根っこから洗う」と申し上げた通り、いくつかの課題に真摯に向き合い、手がけることができました。首長という立場だからこそ、課題の解像度をより高く、理解できるようにもなってきていました。
しかし、この保育環境整備の課題が立ち止まってしまったことで、進退についても、さまざまな意見を受け止めるなかで、本当に悩みました。
あまり振り返りすぎると溢れるものがありますが、今後の人生で忘れることのない、大変貴重な経験となりました。
保育環境整備については、まずは、昨年のけじめについて早くさせていただきたいと申し上げており、調整の上、特別職の報酬削減という形で行いたいと考えております。
その上で、環境整備について未だ課題が解決されていないことから、新たな議論に進ませていただきたいと考えております。
じっくり時間をかけ、新たな視点を取り入れながら、町民の皆さまにご満足いただけるサービスを提供するため、議論をしてまいりたいと思います。