活動成果

ともに歩もうこの先の津南へ

誰もが安心して医療を受けられる津南へ

町立病院の経営を改善


慢性的な赤字体質が課題となっていた津南病院。
平成29年度には、町から病院に対し約3.4億円もの赤字補てんをしなければ経営存続できない状況でした。
そうしたなか、令和元年9月に新たな病院長を迎えて、職員一丸のもとに、外部有識者の力もお借りしながら、津南町と津南病院が一体となって経営改善に取組んでまいりました。
そして、各職員の精力的な努力の結果、今後も持続的に病院を経営していける程度にまで、町からの補てん額を減少させることができました。
そして町からの補助金を減らすことができたことで、町の財政の健全化も大きく進んでいます。

また、単なる経営改善に留まらず、整形外科の常勤医の確保や生活習慣病外来、また地域包括ケア病床の開設という津南病院の特色化も行うと同時に、新型コロナウイルス感染症対策として院外発熱外来や検査体制の整備、院内改修なども行い、安心して受診できる医療の提供に努めています。
こうした津南病院の再生の取組は国からも評価され、総務省の事例としても取り上げられることになりました。

基幹産業である農業が元気な津南へ

担い手づくりを積極的に推進

農を以って立町の基と為す

先人たちが創り、遺してくれた優良な農業の基盤を活かし、全国の産地に伍する強い産地づくりを進めたい。この思いから、役場の機構改革を行い、新たに農林振興課を創設したことを加え、農業専門人材の採用を行うとともに、真の持続性を確保するために、農業経営の法人化を進めることで、担い手、後綾者の育成を進めています。

トップセールスで津南を発信

東京等でのトップセールスにも力を入れ、津南の農産物を積極的に発信しています。
また、コロナ流行後には、新幹線による出荷を開始しました。生産者とメディアを繋げることで、新聞・情報誌・テレビなどに出ることも増えてきています。
国内最大級のお米コンクール「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の令和5年招致も実現しました。

農家負担を軽減

基盤整備の際、農家の方々の負担を軽減するため、新たな基金(津南町農業振興基金)を創設しました。
また、津南独自のスマート農業を進めるため、法人や個人農家への農業機械の導入支援を行うとともに、ドローン免許取得支援では、これまでに36人が免許を取得されています。

町全体で若い世代を応援する「子ども真ん中」の津南へ

どうして保育園の環境整備を進める必要があるの?

混合保育の解消

少子化に伴い、入所率が50%を下回る園が複数発生するとともに、4·5歳児の混合保育が常態化しています。
混合保育は、家庭的な雰囲気で異年齢の交流ができるというメリットはあるものの、発達段階に即した保育が困難となっています。

3歳未満の待機児童を解消

入所率が低下する一方、3歳未満児では待機児童の課題があります。
また、3歳未満児の混合保育も常態化し、例えば、ハイハイをする0歳児と走り回る園児が一緒に過ごす状況となり、安全にのびのびと過ごせる環境の確保が困難になっています。

施設機能・老朽化への対応

待機が発生するのは、そもそも3歳未満児童の受入人数に対応した施設機能になっていないためであり、保育室の不足や授乳室の未整備などが課題となっています。
また5園中4園が築25年以上を経過し、園舎の老朽化が進んでいます。

子どもたちのより良い育ちのために

環境整備に向けたひまわり保育園の増築が2度の入札不調となり、スケジュールに遅れが生じています。
主にコロナ禍による主要資材の高騰を受けたものですが、いかなる理由があるにせよ結果としてスケジュール通りに事業を進められていないことは、町長として大変申し訳なく、自らの力不足を反省しております。
今後は課題の検証を踏まえ、国の支援をいただきながら計画を見直すとともに、丁寧に事業を進めてまいります。
地域の方々にとって身近な保育園が無くなることは受け入れづらいことと思います。
一方で、少子化が進むなか、将来の津南にとって優先すべきは、子どもたちの発達に応じたより良い育ちのための環境整備であると私は信じています。
今後も議会をはじめ、保護者や地域の方々からのこ‘意見を真摯に受け止めながら、丁寧に事業を進めてまいります。

地域経済の好循環を生み出し、全国に誇れる津南へ

観光を起点とした着実な変化

津南には誇れる独自の価値があります。
私は、農業・商工業・観光が連携することで、その価値を活かした地域経済の好循環を生み出したいと考えています。
例えば、津南に訪れた宿泊客が農作物の生産者と触れ合いを楽しんだことで津南ファンになり、ふるさと納税も着実に増加しつつあります。
また、「住んでよし、訪れてよし」との観点から、まちなかのにぎわい創出に向け、かねく様を改修し、子どもから高齢者までの多世代が交流できる場所をこの夏にもオープンする予定です。こうした場は新たな企業の進出拠点になり、雇用の確保にも繋がります。
このような観光を起点にした良い流れを広げるために、町ではこれまで観光地域づくり法人(DMO)の設立に向けて歩みを進めてまいりました。一方で、DMOは日本でも比較的新しい取組であることから、町民の皆さまに十分にご理解いただける段階となっていないことも事実です。そのため今後は、町民の皆さまと対話を行いながら、すでに起き始めている変化を着実に進展させてまいります。

その他の主な実績

新型コロナウイルス感染症対策

●小規模自治体として全国に先駆け町内でのPCR検査体制
●国の持続化給付金の対象とならない事業者に給付金を支給
●飲食店等が行う消費拡大キャンペーンヘの補助を実施
津南町プレミアム共通商品券の実施(第1弾•第2弾)
●国の定額給付金の支給対象にならなかった新生児に10万円を支給(継続中)
●保育園・小中学校等の衛生環境の整備(トイレ・手洗い場)

自然災害への対策

●令和元年の東日本台風水害を受け、信濃川河川改修を国へ要望・早期着工
●移動系防災行政無線のデジタル化
●記録的大雪を受け、豪雪支援金の支給、除雪や消雪剤への補助等を実施
洪水ハザードマップ、ため池ハザードマップの作成

全安心な暮らしへの対策

●生活道路の安全確保に向け、町道の防雪・舗装・防災工事を着実に推進
●冬季期間に安心して道路を利用できるよう、除雪ドーザ・ロータリ除雪車の整備
●集落機能の維持・強化のため集落支援員の設置
●障害者グループホームの整備補助

子育て・教育環境の整備

●保育園のホール及び未満児室等・小中学校の普通教室等へのエアコン整備
●児童・生徒への1人1台タブレットの配備
●産婦健康診査の2回分を公費負担、子どもの入院診療の無償化
妊娠初期から切れ目ない支援をおこなうため、子育て世代包括支援センターを設置
●ひきこもりの方の社会参加支援

より良い町役場へ向けた改革

●財政の健全化に向け、各事務事業の見直しを実行
●災害時の緊急対応や、町の未来に向け、基金を着実に積み上げ(3年で7.5億円増)国の審議会委員に選ばれるなど、国との独自ネットワークを形成
多様な人材の採用(農業専門人材・社会人枠)
●「町長と語る会」や「津南未来会議」を実施し、町民の皆さまの声を受け止め、町政へ反映

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